▌東日本大震災に対する支援状況について

平成２３年３月１６日

 このたびの東日本大震災により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 当会は阪神・淡路大震災等の大災害の経験に鑑み、政府に協力して、緊急時の危機管理対応体制の整備・強化に努めております。このたびの東日本大震災におきましても、災害発生直後より、農林水産省をはじめとする関係省庁や各自治体と連携しながら、食料支援活動に総力を挙げて取り組んでおります。

 震災発生から１４日までの間に、会員各社で１０１万個の主に菓子パンを被災地に提供させていただきました。１５日以降も引き続き、全国の工場において生産体制を整え、被災地への食料提供に最大限努めております。

 なお、関東地域において、パン製品が一部品薄になっている状況があります。これは、震災による設備損傷のため、東北地域のパン工場の多くが操業停止している他、関東地域においても操業停止しているところがあること、関東地域においては東京電力の計画停電によりフル生産ができないこと、交通混雑、ガソリン不足等の流通の混乱、原材料メーカーの被災により一部原材料が供給不足になっていることなどが原因です。このため、中部地域以西の工場においてフル生産して、輸送する体制をとっておりますが、お客様のご要望に十分応え切れていないのが実情です。

 被災地の食料事情は、ますます深刻になってきております。当会は、被災地の食料確保を最優先に、今後も引き続き全国で生産体制を整え、フル生産を目指してまいります。また、原材料メーカー等関連業界のご協力を得て、最大限の供給確保に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。